なぜ Takashimaya や TANGS は苦境を生き残るのか?〜賃貸不利な伊勢丹らとの明暗

最近、シンガポールの百貨店業界で明暗が鮮明になってきています。最新の業績をまとめた調査によると、Isetan やその他の百貨店が赤字を出す中、Takashimaya と TANGS は “小売スペースを自社所有またはコントロールしている” という構造的優位により黒字を維持しています。

Takashimaya Singapore は、2024年通期で純利益 S$43.18 百万を報告。 一方で Isetan は、同年、賃料高騰と低下する売上に挟まれて S$6.05 百万の赤字に転落しました。

この差は単なる“売れ行き”以上に、「小売スペースを借りるテナント」か「自ら空間を持つオーナー/マスターテナント」かというビジネスモデルの違いによるところが大きいと言われています。

加えて、両社は単なるモノの販売ではなく、ブランドやライフスタイル、体験(イベント、食、ライフスタイル提案) を強みに据えており、その点がオンラインやチェーンショップとの差別化につながっているようです。

逆に、Isetan のように賃貸に頼る大型百貨店は、賃料上昇やオンライン販売の普及、消費者の購買行動の変化によって収益構造が非常に圧迫されやすく、この環境下では存続が厳しいという構図が浮き彫りになっています。CNAで話題

この状況を見ると、「場所を借りて大きな旗艦店を展開するだけ」の従来型小売りモデルは、もはや安泰ではない — ということが明らかですね。Isetan が苦しむ一方で、Takashimaya や TANGS のように “不動産を持つ/コントロールする” モデルが強みになるのは、ビジネスの構造がこれからの時代で大きく変わっている証拠だと思います。それに、単にモノを売るだけではなく、「買い物という“体験”」「ブランドとの接点」「ライフスタイル提案」を通じて、消費者に“ここに行きたい理由”を与える百貨店の方が、安定しやすいんでしょうね。日本人としても、この傾向は興味深い — シンガポールでも “デパート=単なるモール” ではなく、“体験型プラットフォーム” への変化が進んでいて、今後どう変わっていくか注目です😌

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